この独自ドメインのメールアカウントをGoogleのサーバで使うために、
DNSのMXレコードをGoogleに向ける設定です。
前ページの Google Apps 登録方法にて、
HTMLファイルのアップロード
かTXT レコードの変更
などが済み、Googleが所有権を確認するまで少々待ちましょう。
所有権の確認が完了してから次に進みます。
所有権の確認をHTML ファイルをアップロード
で設定した場合は、
ネームサーバの指定先のDNS設定でMXレコードを設定します。
ネームサーバが無い場合は、ネームサーバのあるレジストリへ変更が必要。
所有権の確認をTXT レコードを変更
で設定した場合は、
再度、TXT レコードを変更した時と同様にDNS設定画面を開きます。
まずは、Google側ではなく、自分のドメインDNS設定にログインする。
各社の設定、記述方法が違う。(小文字の方が良いかな。優先度の値は別の数値でも良い)
mx aspmx.l.google.com. 1 mx alt1.aspmx.l.google.com. 5 mx alt2.aspmx.l.google.com. 5 mx aspmx2.googlemail.com. 10 mx aspmx3.googlemail.com. 10 mx aspmx4.googlemail.com. 10 mx aspmx5.googlemail.com. 10 txt @ v=spf1 include:_spf.google.com ~all txt google._domainkey v=DKIM1; k=rsa; p=MI**AB (DKIM設定*後付け)
※ このTXTレコードに「SPF」や「DKIM」を記述する事で、
送信メールが「なりすましメール」などの迷惑メールにならないようにします。(None,Failにならないように)
txt @ v=spf1 include:aspmx.googlemail.com ~all 旧記述
txt @ v=spf1 include:_spf.google.com ~all
記入・選択ボックス枠で区切られている場合: 各項目毎に設定。
No | ホスト | レコード | ターゲット | 優先度 |
---|---|---|---|---|
1 | @ | MX | aspmx.l.google.com. | 1 |
2 | @ | MX | alt1.aspmx.l.google.com. | 5 |
3 | @ | MX | alt2.aspmx.l.google.com. | 5 |
4 | @ | MX | aspmx2.googlemail.com. | 10 |
5 | @ | MX | aspmx3.googlemail.com. | 10 |
6 | @ | MX | aspmx4.googlemail.com. | 10 |
7 | @ | MX | aspmx5.googlemail.com. | 10 |
以上の様に記述してから保存,変更,更新などのボタンで設定しログアウト。
次に、上記でDNS設定をGoogleに向け変更設定した事をGoogleに伝える。
Google Appsの設定画面で完了ボタンで終了。
但し、Google側で確認されるのに数時間程度掛かります。
(今の内にGoogle Appsでメールの設定をしておきます)
更にDNSがWEB上で全反映するのに1,2日掛かる。
この間、メールの受信が前のサーバに届いたり不安定な状態になる事があります。
Apps の管理画面では、 「更新中」と表示されているはずです。
以上で、メール設定は完了し独自ドメイン名でGmailがWEBメールとして利用可能となりました。メールアドレスの追加設定などはApps管理画面で行うようになりました。各メーラー(Outlookなど)でも管理(送受信)するには、各メーラー側でアカウントの追加設定をすれば、他のメールと同様に利用できます。(POP3,IMAP)
当然の事ですがレンタルサーバなどで、独自ドメインをウェブサイトとして別途運営する場合には、運営するサーバへ別途Aレコードを向ける事をお忘れなく。
これで、レンタルサーバの不調も気にせずメールだけをGoogle Appsで管理したり、
ウェブサイトをGoogle site以外のお好きなレンタルサーバで自由に運営できる訳です。